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2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:3360ページ
ナイス数:31ナイス

花まんま (文春文庫)花まんま (文春文庫)
読了日:10月3日 著者:朱川湊人
ダイ・ハード2ダイ・ハード2感想
単なる映画のノベライズではないれっきとした原作本。でも映画と違い「大空港」シリーズを意識しているらしい。主人公もダメ親父ではないし、悪役の人物像も今では古臭く感じるが、読みやすい。
読了日:10月10日 著者:ウォルター・ウェイジャー,小梨直
滅日 上 (ぶんか社コミック文庫)滅日 上 (ぶんか社コミック文庫)感想
同じ台詞を重ねる場面転換が繰り返されるが、単なる遊びではなくサイキックなキャラクター同士の繋がりを連想させテーマに沿っている。怪獣のカタストロフも良いアクセント。星野之宣の「ヤマタイカ」を読んだ後にこれを読むと共通項があって尚面白い。
読了日:10月12日 著者:たがみよしひさ
滅日 下 (ぶんか社コミック文庫)滅日 下 (ぶんか社コミック文庫)感想
ラストは尻切れだけど、そこまでの展開ははちゃめちゃでかなり面白い。昭和の終りから平成にかけて描かれた物語だが、震災後の2013年に読むとまたリアルである。
読了日:10月15日 著者:たがみよしひさ
永遠の0 (講談社文庫)永遠の0 (講談社文庫)感想
映画版とは少々構成が異なる。証言が歴史書まんまの解説みたいだったりするのは許容範囲として、姉や新聞記者のキャラ設定がおかしかったり、新聞記者と対立する証言者の言説に今現在の著者の人物像がにじみ出ていたり。でも映画版にはこの新聞記者は出てこず、姉の結婚話も確かなかったような。
読了日:10月22日 著者:百田尚樹
物体O (新潮文庫 こ 8-7)物体O (新潮文庫 こ 8-7)感想
表題作をなぜかキングの「アンダー・ザ・ドーム」の予習として再読。「イッヒッヒ作戦」とラストの「あれ」にもやはりうなる。
読了日:10月29日 著者:小松左京
化石(いし)の記憶 (Vol.1) (秋田文庫 (22-3))化石(いし)の記憶 (Vol.1) (秋田文庫 (22-3))感想
登場人物がみな人を食ったような台詞を言うたがみよしひさ独特の世界観。やや俯瞰目の構図とか、池上遼一風のカットバックなどもそう。ストーリーもまだ謎が多く読み終わってからまた伏線確認のために最初から読み返してしまった。
読了日:10月29日 著者:たがみよしひさ
化石(いし)の記憶 (Vol.2) (秋田文庫 (22-4))化石(いし)の記憶 (Vol.2) (秋田文庫 (22-4))感想
一気読み。オチの駆け足感も全然許せる労作。人物関係はかなり入り組んでるが、再読するたびに発見し、理解が進むような、読み手が作者から挑戦されているような。それとやっぱり、台詞回し。ひとりの作者が描くゆえ、全キャラが作者を投影した話し方になってはしまうものの、場面展開の巧みさも含めて良い味となっている。
読了日:10月30日 著者:たがみよしひさ

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