シアワセに続かない道 『女の子ものがたり』

友人からチケットを頂いたので、シネカノン有楽町で『女の子ものがたり』を(ちょっと前に)観た。原作は未読。

個人的にマンガ原作の邦画に対する期待値は洋画とは真逆で、ないに等しいのだが、この作品は良かった。因果的な田舎暮らしの実態がにじんでいた。
途中、作品が安易なヤンキー青春ものに向かおうとするのを、ブレーキをかけてグッとこらえた辺りは、「なかなかやりよるのう」と冷静に関心していたが、最後の「女の子」たちの闘いにはまんまと心を揺さぶられた。

言いたいことはちょっとあるけど、上記に免じて言わないでおこう。淀川長治的精神で。
(「深津絵里のパートいらなくね?」とは、大人の事情だから決して言ってはいけないのである。)

田舎を出て(捨てて)都会で暮らしてる人必見。観てない人は、DVDが出るまで待とう。

予告編

劇場と関係ないけど、ビックカメラのテレビ売り場で見かけたブルーレイ版『キング・コング』(05)の、NYシーンのすさまじさといったら!通しで観たら多分笑ってしまうだろう(凄すぎて)。

通常版もエクステンデッド版も持ってて、自分は『キング・コング』が好き過ぎるのなぁ・・・。