『ザ・バンク 堕ちた巨像』と銃撃戦

今の今まで映画を観続けているのは、やっぱりカッコいい銃撃戦のカタルシスに浸りたいからなんだなぁ・・・と、この映画を劇場で鑑賞した時に思った。で、直近のヨドバシカメラに行ったら、出たばっかりなのに売れてないのか¥2,500で投売り状態になっているのを発見。即購入した次第。

フレンチ・コネクション』を思わせるNYでの暗殺者尾行シーン(コメンタリーでは監督のトム・ティクヴァも「参考にした」と語っていた)からグッゲンハイム美術館での銃撃戦に至る流れは、再見時でも震えがきた。襲撃してくる敵もプロらしく手ごわい所がまたいい感じ。

ジェイソン・ボーン3部作が前にありながら、流行の手持ちカメラをあえて使わない堂々たるカメラワーク(と美術)が素晴らしい。海外の大きな建物フェチの人は必見ですね。

スリリングな狙撃のシーンや、後半のトンネルのシーンとか、見どころがたっぷりです。

予告編動画


追記:いわゆる「○○チルドレン」ってヤツの流れで、“フリードキン・チルドレン”(あるいは『フレンチ・コネクション』チルドレン)が多数いる模様。数ヶ月前に観た『消されたヘッドライン』のケヴィン・マクドナルド監督なんかもその系譜にいるような気がするのですが、どうでしょう。併せてお勧めです。